音羽町礼拝所
ルーテル教会は、16世紀のはじめにドイツで起きた宗教改革者マルティン・ルター(1483〜1546)の精神を受け継ぐプロテスタント(新教)の主流のキリスト教会です。聖書の福音を教会の教えの中心とし、イエス・キリストの恵みと神の愛による救いをルターは説きました。神の御子イエス・キリストの恵みにより、神からの救いが与えられことを信じる福音に生かされる教会です。
ひかり礼拝所
説教するルター(ヴィテンベルクの聖マリア教会の聖壇画、1547年、クラナッハ作)
私たちの静岡教会は、1950年にアメリカの福音ルーテル教会(ELC)から遣わされたP・ハイランド宣教師が静岡の音羽町で福音ルーテル教会日本伝道部(東海福音ルーテル教会)として伝道を開始したことにより、最初の歴史が始まりました。
さらに、1954年4月、伝道の拠点となった静岡の地にある古庄に「東海ルーテル聖書学院」を開校し、そこで伝道師及び将来の教職を目指す信徒教育を1973年までの20年間にわたり行ってきました。
また、その働きの中から地域への幼稚園事業が行われ、1966年には「ひかり教会」も誕生しました。
そして、1998年に音羽町の「静岡教会」と古庄にあった「ひかり教会」が合同し、それぞれの礼拝所は当面、残しつつも、よりよい宣教の器となるために新たな一つの「静岡教会」を形成しました。
伝道開始以来、50年以上、静岡の地域で福音の宣教、教育、それに奉仕活動をしてきました。地域環境と教会の歴史も変遷を経ていますが、キリストの福音に生き、証し、地域社会の発展に仕える教会となることを祈っています。